こんにちは、美容家のEBATOです。

多くの男性が毎日のルーティンとして行っているヒゲ剃り。それに伴う肌荒れでお悩みの方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、男性美容の専門家がヒゲ剃りによる肌荒れを防ぐための実践的なアドバイスをご紹介します。

正しい剃り方をマスターすることで肌へのダメージを軽減することができ、保湿ケアの効果も実感しやすくなるはずです。

ぜひこの機会に日々の習慣をアップデートして、お悩みから解放されてみませんか。

ヒゲ剃りで肌荒れが起きる原因

皮膚の表面の一番外側には「角質層」と呼ばれる非常に重要な部分が存在します。

この角質層は、肌の水分が蒸発するのを防ぎ、乾燥から守る役割を果たしています。また、異物や外部の刺激から肌を守るバリアの役割持っています(肌の「バリア機能」といいます)。

ヒゲ剃りをすると角質層が傷つき、肌のバリア機能が低下しやすくなるわけです。つまりヒゲ剃りによる肌荒れを防ぐには、いかに肌をいたわるヒゲ剃りをするかがポイントになります。

ヒゲ剃りで肌荒れを起こさないための習慣6つ

僕はこれまで1万人以上の方の肌悩みと向き合ってきましたが、ヒゲ剃りによる肌荒れで悩む方の多くは、いくつかのNG習慣があると感じています。

どのような行為が肌の負担になってしまうのか、具体的な対処法を6つご紹介します。

ヒゲが生えている方向を知る

ヒゲ剃りによる肌荒れを防ぐには、ヒゲに対する刃の当て方が重要なポイントになります。

ヒゲの生え方を意識せずにいると刃がヒゲを捉えにくく、剃り残しの原因になるからです。

その結果、何度も同じ箇所に刃を当てることになり、肌が傷ついてヒリつきや炎症が起きる場合もあります。

ヒゲの生え方は個人差があり、部位によっても異なります。自分のヒゲの生え方を知ることで、ヒゲが生えている方向に剃る「順剃り」、その反対の「逆剃り」がしやすくなり、効果的にきれいなシェービングが可能になります。

頬や口周り、顎、首などを自分の手で触れてみたり、鏡でチェックしてみたりしましょう。

シェービング剤を使用する

シェービング剤には、肌のうるおいを守る保湿成分をはじめ、肌荒れ防止成分などが配合されており、スムーズなヒゲ剃りをするためには欠かせません。

手間に感じる方もいるかもしれませんが、肌荒れが起きてから改善に努めるより予防する方が時間も労力もかからないので、自己投資だと思ってぜひ実践してみてください。

電気シェーバーをお使いの場合、T字カミソリ用のシェービング剤を使うと切れ味の低下や故障の原因になるので、必ず電気シェーバー対応のものを選ぶようにしましょう。

ヒゲ剃りは肌に密着させ優しく当てる

意外と見落としがちなのが、ヒゲ剃りの当て方です。刃の角度によって剃り心地や深剃りの度合いが変わってしまうので、ぜひ意識したいポイントになります。

また、ヒゲは人間の体毛の中でも特に根深く、水分を含んでいないときは、黄銅銭つまり五円玉と同じくらいの硬さだと言われています。

ヒゲ剃りの刃がピッタリと肌に密着していないと剃り残しの原因になるので注意。電気シェーバーの場合は肌に対して直角を意識します。

もう一つ重要な点は「圧力」です。ヒゲ剃りを肌に強く押し当てると炎症や出血の原因になる場合があるので、優しく押し当てることを心がけましょう。

持ち手はゆっくりと動かす

僕が本記事を通じて一番伝えたいことでもあるのが「手の動かし方」です。

ついヒゲ剃りを素早く動かしたり、ゴリゴリと摩擦を加えたりしていませんか。

僕の経験からいうと、ヒゲ剃りによる肌荒れで悩む方のほとんどは繰り返し同じ箇所を剃り、肌が傷ついてしまっているパターンが多く見受けられます。

重要なのは、ヒゲ剃りの持ち手をゆっくりと動かすこと。刃がヒゲをしっかりと捉えることができるので、きれいに剃ることができて結果的に時短にもつながります。

最初は難しく感じるかもしれませんが、意識を少しアップデートするだけで、驚くほどきれいな仕上がりを目指せるようになるはずです。

ヒゲ剃り後は必ず保湿ケアをする

ヒゲ剃り後の肌は角質層が削られて無防備な状態です。化粧水や美容液などを塗って水分と脂分を補給しましょう。

使う化粧品の種類は、各々の肌環境によって異なるので一概には言えませんが、迷っている方はまず化粧水と乳液からはじめるのがいいでしょう。

特に男性の場合、ヒゲ剃りによって肌のバリア機能が低下しがちです。保湿成分などに注目してみるのもいいでしょう。

適量を手に取り、肌がしっとりとするまで保湿を行います。ベタつきや不快感を覚えないくらいが目安です。

定期的に刃のメンテナンスをする

ヒゲ剃りの刃はヒゲと一緒に角質まで削り取ってしまうため、見た目以上に汚れていることがあります。

放っておくと雑菌が繁殖したり、切れ味が劣化しやすくなったりするのでこまめにメンテナンスをしましょう。

刃の交換頻度はT字カミソリ、電気シェーバーでそれぞれ異なります。メーカー推奨の頻度を必ずチェックし、常に切れ味がいい状態をキープしましょう。

自分に合ったヒゲ剃り選びも重要

ヒゲ剃りを選ぶときは、他人の口コミやレビューよりも自身の「ヒゲの濃さ」「剃る頻度」「手入れのしやすさ」「ライフスタイル」などの観点から自分に最適なものを選ぶのがおすすめです。

たとえば、肌が弱く、毎日剃らないと青ヒゲが目立つという方は、ミドルレンジモデル~ハイエンドモデルが選択肢になると思います。

性能不足、オーバースペックにならないように自分に合うものをチョイスすることが大切です。